医療費、10年で倍増へ~16年は4.1兆ドルに
国内の医療費が向こう10年でほぼ倍増し、2016年までに4.1兆ドルに達する見通しであることが、
政府のメディケア・メディケイド・サービスセンター(CMMS)の報告書で分かった。
オンライン機関誌ヘルス・ジャーナルに掲載された。
ロサンゼルス・タイムズによると、大人と子供を対象とした1人当たりの医療費は、
今年の7498ドルから16年には1万2782ドルに上る。国民1人当たりの支出に占める
医療費の割合は、今年の1ドル当たり約16セントから同年には20セントまで増加する見通しだ。
財政赤字の削減を目指し政策提言を行う民間団体コンコルド・コアリションの
ロバート・ビクシバイ代表は、「将来の国家財政の鍵を握る問題」と警告。
「大幅な増税なしに医療費が高騰を続ければ、政府のほかの優先課題の全てを
押しのけてしまう」と語った。
これに先立ち、民間シンクタンクのマッキンゼー・グローバル研究所は、米国が他の先進国と比べ
医療費が突出しているとする調査結果を公表。他国よりも高い可処分所得を考慮に入れても、
医療費は英国やドイツと比べ1人当たり1645ドル高い。理由には、管理費や医薬品代、医師の所得の
高さが挙げられる。同調査報告書は、「米国の医療システムの構成要素の大半は歪められている」と
指摘した上で、「どの要素もそれだけで改革の特効薬とはならない」と指摘した。
U.S.FrontLine http://www.usfl.com/Daily/News/07/02/0223_010.asp?id=52566